ED治療薬は、EDに悩む方々にとって画期的な薬となりました。
ED治療薬が開発される前は、簡単に治療する方法がなかったため、EDの治療を諦めてしまう方も多かったのです。
バイアグラの登場以降、EDの治療は薬を飲むだけの簡単なものになりました。
そしてその後も、EDの症状に対してより有効な薬を提供するため、いくつか新しいED治療薬も発表されています。
その中でもレビトラは、バイアグラに次いで販売が開始された第2のED治療薬です。
バイアグラよりも即効性があることから、レビトラを好んで使用する方も少なくありません。
レビトラを開発したのは、バイエル社という製薬会社です。
ここでは、レビトラを開発し販売しているバイエル社についてED専門治療院であるユナイテッドクリニックの医師 菅原先生が詳しく紹介していきます。
レビトラを製造するバイエル社とは?
レビトラは、バイアグラの次に販売が開始された第2のED治療薬です。
ドイツに本社を持つ、バイエル社により開発されました。
日本では、日本法人であるバイエル薬品株式会社がレビトラの販売を行っています。
バイエル社は、1863年にドイツで創業を開始しました。
これまでに数多くの優れた医薬品を開発しており、今では世界的な製薬会社にまで成長しています。
バイエル社で最も有名な医薬品は、鎮痛薬や解熱剤であるアスピリンです。
非常に古くからある医薬品なので、名前を聞いたことがある方も多いかと思います。
世界的に活躍する製薬会社であることから、世界中の人々の健康のために貢献している企業といえます。
レビトラの最大の特徴は、薬の効き目が早く現れる即効性にあります。
バイアグラには、服用してから効果が現われるまでに30分~1時間程度の時間がかかるという弱点がありました。
この弱点を克服するために、バイエル社が研究開発を進めた結果が「レビトラ」というわけです。
レビトラの特徴についてはこちら
レビトラは、バイアグラに次いで発売が開始されたED治療薬です。 2003年に、ドイツのバイエル社により発売されました。 日本でも2004年に厚生労働省より認可され、販売が開始されています。 レビトラとい[…]
レビトラは供給が不安定?
実はレビトラは、2018年は品薄状態にありました。
これは、2018年1月から生産工場が改修工事に入り供給がストップしたためです。
2018年12月には供給が再開されており、レビトラの品薄状態が一度は改善すると思われました。
ところが、2019年3月に再度レビトラの供給停止が発表されました。
供給停止の原因は、海外工場における生産の遅延とのことです。
この発表により、再度レビトラは品薄状態になってしまったのです。
このように、レビトラは近年供給が不安定な状況にあります。
工場からの供給がストップしていることから、今ある在庫がなくなれば処方できなくなることでしょう。
同じ効き目の薬を安定して服用したいという方は、供給が安定するまでバイアグラやシアリスを選択した方がいいかもしれませんね。
レビトラの特許はまだ有効
レビトラに限らず、医薬品には特許が認められています。
特許を取得した医薬品は、特許が有効な期間、他の製薬会社が製造販売することはできません。
レビトラの特許については、2019年現在ではまだ有効となっています。
そのため、日本国内においては、バイエル社以外のレビトラを語る薬は全て偽造品ということになります。
レビトラの偽造品は、重大な副作用や健康被害を引き起こす可能性があるため、安易にインターネットなどで薬を購入しないようにしてください。
レビトラの副作用について
ED治療薬に限らず、医薬品に副作用はつきものです。 ドラッグストアなどで手に入る市販の風邪薬でさえ、眠くなるなどの副作用が確認されています。 また、薬によっては命に関わる副作用が確認されているケースもあります。  […]
ちなみにレビトラという名称は、バイエル社が取得している商標です。
特許を取得しているED治療薬の有効成分は、バルデナフィルという物質になります。
そのため、バルデナフィルをレビトラ以外の名称で製造販売することも、日本国内ではアウトです。
レビトラのジェネリック医薬品とは?
先ほどご説明したとおり、レビトラの特許はまだ有効のままです。
そのため、バイエル社以外の製薬会社がバルデナフィルをED治療薬として販売することはできません。
もちろん、レビトラを他の製薬会社が作ることもできません。
つまり、2019年現在ではレビトラのジェネリック医薬品は存在していないということになります。
現在、インターネット上で販売されるレビトラのジェネリック医薬品は、全て厚生労働省の認可を受けていない非正規の薬ということになります。
レビトラのジェネリックを謳う薬は、すべて危険な薬と疑って間違いないでしょう。
ED治療薬の模造品について
ネット通販では、今でも多くのED治療薬が売られています。 EDに悩んでいる方の中には、「購入したことがある」という方もいるかもしれませんね。 しかし、ネット上に出回っているED治療薬に手を出すことは、危険なの[…]
レビトラの特許が満了する時期に関しては、詳細に発表されていません。
そのため、レビトラのジェネリック医薬品が販売される時期について正確には把握できません。
ただし、レビトラの発売時期などからおおよその予測を立てることはできます。
レビトラは、2004年より日本で販売が開始されました。
特許は20年間有効なため、少なくとも2024年にはレビトラのジェネリック医薬品についてなんらかの情報が出てくるでしょう。
通常、特許は販売開始前に取得するものなので、時期が早まることも大いに考えられます。
レビトラはユナイテッドクリニック医師の診断のもと正しくお使いください
インターネット上で販売されるED治療薬は、レビトラに限らず偽物が多く見つかっています。
バイエル社のレビトラと表記されていたとしても、中身が偽物の可能性もあるので注意が必要です。
安全なレビトラを服用するためには、医師の診断のもと正規のルートで入手しなくてはなりません。
そもそもレビトラなどのED治療薬は、精力剤やサプリメントではありません。
医師の診断により処方される医薬品なので、インターネットなどで手に入れることはできないのです。
安いからといって安全性を確保できていない薬に手を出してしまっては、重大な健康被害を引き起こしてしまうかもしれません。
ユナイテッドクリニックでは、医師の診察のもとレビトラも通常より安価に処方しています。
私たちは、海外医薬品を厚生労働省の許可を得て輸入しているので、国内製剤より安価に提供できるというわけです。
海外医薬品と言っても、きちんとした製薬メーカーの正規品です。
第三者機関による成分分析などにより、安全性も厳しくチェックしていますので安心してご利用ください。