ED治療薬に限らず、医薬品に副作用はつきものです。
ドラッグストアなどで手に入る市販の風邪薬でさえ、眠くなるなどの副作用が確認されています。
また、薬によっては命に関わる副作用が確認されているケースもあります。
病気を治療するために薬を服用するのに、副作用に苦しめられては意味がありませんよね。
特にED治療薬に関しては、「心臓に負担をかける」と噂されているため、余計に気になることでしょう。
また、ED治療薬にはバイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類が国内で販売されています。
それぞれの副作用を正しく理解して、安全にEDの治療をしなければなりません。
ここでは、レビトラの副作用について、ED専門治療院であるユナイテッドクリニックの医師 菅原先生が詳しく紹介していきます。
レビトラとは?
レビトラは、ドイツのバイエル薬品により開発された治療薬です。
バイアグラに次いで販売されたため、第2のED治療薬とも言われています。
バイエル社について
ED治療薬は、EDに悩む方々にとって画期的な薬となりました。 ED治療薬が開発される前は、簡単に治療する方法がなかったため、EDの治療を諦めてしまう方も多かったのです。 バイアグラの登場以降、EDの治療は薬を[…]
レビトラの有効成分はバルデナフィルという物質で、バイアグラやシアリスとは異なります。
ただし、「血管を拡張させて血流を良くすることでEDを改善する」という効果は変わりませんので、副作用も似たような症状がでることがほとんどです。
レビトラの優位性は、即効性にあります。
服用後15分~30分程度で効き目が現れ、この時間は他のED治療薬の約半分程度です。
とは言え、知名度はバイアグラに劣り、効果の持続時間はシアリスに劣るため、ED治療薬のシェアとしては3番目となっています。
バルデナフィルについて
レビトラは、バイアグラに次いで販売された第2のED治療薬です。 服用後、薬の効果が現われることが早いため、即効性のあるED治療薬として人気となっています。 また、勃起の硬さが出やすいとされているため、バイアグラで効果が実感できな[…]
レビトラの副作用
レビトラは、血管を拡張させることで血流をよくしてEDの症状を改善していきます。
そもそもEDは、陰茎部分の血流が悪くなることが主な原因です。
そこで、薬で血流を良くしてあげれば、EDの症状が改善するというわけです。
レビトラを服用すると血流が良くなるため、それに伴った変化が副作用として現れます。
代表的な副作用としては、顔のほてりや頭痛、鼻づまり、めまいなどです。
このような軽微な副作用は、レビトラを服用した約30%程度の人に症状として現れています。
これらの軽微な副作用は、レビトラの効果が発揮されている証拠です。
そのため、あまり敏感に気にする必要はないと言えます。
もし、頭痛や鼻づまりが気になる場合は、頭痛薬や鼻炎薬を併用しても問題ありません。
レビトラの効果・副作用についてこちら
レビトラは、バイアグラに次いで発売が開始されたED治療薬です。 2003年に、ドイツのバイエル社により発売されました。 日本でも2004年に厚生労働省より認可され、販売が開始されています。 レビトラとい[…]
その他の副作用としては、視覚の異常が現れることもあります。
普段よりまぶしく感じたり、景色が青色がかって見えたり、青と緑の区別がつかなかったりと、様々な症状が確認されているようです。
このような症状も、薬の効果が切れるとともに治まるので安心してください。
もし、視覚異常が直らない場合や、急激な視力の低下が現れた場合は、速やかに眼科医の医師に相談してください。
また、めったにあることではありませんが、レビトラによるプリアピズムが確認されています。
プリアピズムとは、性的刺激とは関係なく勃起の状態が長期間続いてしまう症状です。
プリアピズムが発症すると、陰茎の組織が損傷してEDが悪化してしまうことが考えられます。
もし、勃起が収まらないなどの異常がある場合は、ただちに医師の処置を受けるようにしてください。
レビトラを服用できないケースとは?
レビトラは、人体に強い作用を及ぼす医薬品のため、併用できない禁忌薬というものが存在しています。
最も代表的な禁忌薬は、狭心症や心筋梗塞の薬である、硝酸剤やニトログリセリンです。
これらの薬とレビトラを併用すると、血圧が急激に低下してしまい命に関わる危険があります。
また、心臓病や脳卒中、極度の低血圧、コントロールできない高血圧の方も服用できない場合があります。
これらの症状の方は、そもそも性行為が危険と判断される場合があるので、医師への相談は不可欠でしょう。
レビトラは、バイアグラやシアリスと比べて使用禁忌薬が多いので、しっかりと医師に診断してもらうことが重要です。
医師が正確な診断をするには、常備薬や服用中の薬の情報が不可欠なので、クリニックに来院するときはお薬手帳を持参するようにしてください。
副作用が出たときの対処法
レビトラを服用すると、軽度の副作用がでる可能性は低くないと言えます。
臨床試験では約30%程度の人に何らかの副作用が認められたため、何らかの軽い症状は出てしまうかもしれません。
しかし、ほてりや頭痛のような軽い副作用は、薬の効果とともに収束していきます。
つまり、4~6時間程度でほとんどの副作用は治まるということです。
この時間内に症状が収まるのなら、特に気にする必要はありません。
もし、6時間を越えても副作用の症状が治まらない場合は注意が必要です。
些細な症状と油断せず、医師に相談するようにしてください。
副作用の出方には個人差があります。
たとえば、レビトラでは副作用が気になる人でも、バイアグラでは全く気にならないというケースも少なくないのです。
そのため、レビトラを服用した際に副作用が気になる場合は、バイアグラやシアリスといった他のED治療薬に変更するのも一つの手と言えるでしょう。
レビトラはユナイテッドクリニックで処方する正規品を正しく服用しましょう
レビトラには、偽物も多く見つかっています。
偽物のほとんどはインターネットで売られているため、このような薬に手を出すのは非常に危険といえます。
もし、偽物のレビトラを服用してしまったら、副作用だけでなく重大な健康被害を引き起こしてしまうかもしれません。
そもそもED治療薬を手に入れるには、医師による診断が必要です。
安易にインターネットのレビトラを購入することなく、医師に処方された正規品を服用してください。
ユナイテッドクリニックで処方するレビトラは、当然ですがすべて製薬メーカーの正規品です。
また、少しでも費用負担を抑えるために、海外製薬を厚生労働省の輸入許可を得て取り扱っています。
他のクリニックより安価にED治療薬を処方できますので、ぜひお気軽にご来院ください。