EDの予防法や改善方法を調べていると、必ず目にするのが「テストステロン」というキーワードです。
あなたも、EDに悩んでいるのなら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
確かにテストステロンは、EDをはじめとした男性特有の悩みに密接に関係しています。
とは言え、テストステロンのサプリメントなどは存在しないため、どのように対策を取ればいいか分からない方も多いでしょう。
そこでここでは、EDの予防や改善に効果があると言われる、テストステロンについてED専門治療院であるユナイテッドクリニックの医師 菅原先生が詳しく紹介していきます。
テストステロンとは?
テストステロンは、男性ホルモンの一種です
男性ホルモンの一種とされますが、男性だけでなく女性も体内で少量分泌されています。
テストステロンは、主に筋肉や骨格の成長に作用するホルモンで、男性らしい体つきに成長するためになくてはならないホルモンと言われています。
また、性欲や性衝動にもテストステロンは深く関わっています。
体内のテストステロンの分泌量が減少すると、性欲減退の症状を引き起こしてしまうのです。
これが、EDとテストステロンに関係があると言われている理由です。
他にも、テストステロンは決断力や支配欲など、精神的な部分にも作用しています。
分泌量により男性の人生を左右するかもしれない、非常に重要なホルモンがテストステロンなのです。
テストステロンは、約95%が睾丸、残りの5%が副腎から分泌されています。
テストステロンが減少するとEDが悪化する
テストステロンの分泌量が低下すると、性欲が湧かなくなりEDに発展する危険性があります。
実際、ED患者の多くに、テストステロン値の減少がみられるといわれるほどです。
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ここで気になるのが、「テストステロンの分泌がなぜ減少するのか?」ということですよね。
実はテストステロンは、20~30歳をピークに減少するといわれています。
つまり、加齢とともに減少してしまうということなので、中高年の方は特に注意が必要といえるでしょう。
一方で、会社の経営者など第一線で活躍している方は、年をとってもテストステロンの分泌量が多いことも分かってきています。
そのため、「年だから」と諦める必要は全くないということです。
テストステロンが減少すると、EDだけでなく様々な不調を体に引き起こします。
たとえば、うつや認知力の低下、睡眠障害といった男性の更年期障害は、テストステロンの分泌量が減少することで引き起こされます。
いつまでも男性らしく、若々しい生活を送るためには、日頃からテストステロン量を増やすことを意識する必要があるでしょう。
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テストステロンを補充する方法
体内のテストステロン量を増やすには、様々な方法が考えられます。
ここからは、テストステロンを体内に補充するためにできることをいくつか紹介していきましょう。
適度な運動
テストステロンの分泌にとって、最も悪影響を及ぼすことが肥満です。
内臓脂肪が増えるとテストステロンが減少し、それが原因で筋肉量が減少するという負のスパイラルに陥ってしまいます。
肥満の防止に最も効果を発揮するのが、日頃からの適度な運動ですね。
運動により筋肉量が増加すれば、テストステロンの生産量を増やすことにも期待ができます。
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ただし、過度の運動は逆効果になる恐れがあるので注意が必要です。
激しい運動により体にストレスがかかると、その回復のためにテストステロンが消費されてしまいます。
また、疲労により分泌量も低下してしまうので、ウォーキングや軽い筋トレのような軽い運動を生活に取り入れるようにしてください。
テストステロン値が上がる食べ物を摂取
テストステロンは、コレステロールを原料に体内で生成されます。
そのため、コレステロールが不足しない食生活を意識することが非常に重要といえるでしょう。
とは言え、コレステロールの過剰摂取は肥満などの問題を引き起こすため、栄養バランスには注意が必要です。
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テストステロンの分泌に効果のある栄養素は、亜鉛や抗酸化ビタミンです。
亜鉛は、ホルモンや精子の生成に欠かせない栄養素で、牡蠣や肉類に多く含まれます。
抗酸化ビタミンは、テストステロンを活性化させる栄養素であり、赤ワインやチョコレートに含まれるポリフェノールやビタミンEを意識するといいでしょう。
また、慢性的に過剰な飲酒を繰り返していると、テストステロンが減少することも分かっています。
お酒は適量ならテストステロンの分泌に影響がありませんから、適度な飲酒を心がけることも非常に重要なことといえるでしょう。
積極的に社会参加する
テストステロンは、「やる気」とも密接な関係があります。
「自分が必要とされていない」という状況になると、一気に分泌量が減少してしまうのです。
そこで、自分を表現することがテストステロンの減少を抑える一つの予防策になるでしょう。
家に引きこもってしまっては、必要とされる状況が少なくなりテストステロンも減少してしまいます。
積極的な社会参加も、テストステロンを増加させるためには非常に重要なことなのです。
症状が深刻なら薬を使用する
極度にテストステロン量が減少し、うつなどの症状が出ている場合は投薬による治療も有効です。
ただし、テストステロンには前立腺肥大や前立腺がんなどを悪化させる副作用も確認されています。
そのため、むやみに投薬することはNGです。
必ず医師に相談の上、正しく治療薬を使用してください。
EDの症状を改善するなら治療薬の利用もオススメです
EDは、テストステロンの減少だけが原因となっているわけではありません。
ストレスや血管の不調など、様々な要素が複合してEDの症状が出てしまっています。
そのため、テストステロンを増加しただけでは改善しないことも考えられます。
そこで活躍するのが、ED治療薬ですね。
ED治療薬は、血管に直接作用することで、EDの症状を改善してくれます。
そもそもテストステロン量の改善にも時間がかかるため、EDに悩んでいるのなら治療薬の併用も検討するとよいでしょう。
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