EDは、男性にとって深刻な悩みですよね。
満足に性行為が行えないと、本人だけでなくパートナーを不安にさせてしまうかもしれません。
しかも、誰かに相談するのも恥ずかしいので、一人で悩んでしまっている方も多いです。
EDになってしまうと、なんだか自信がなくなったような気分に陥ってしまいます。
しかし、EDの原因はあなた自身にあるとは限りません。
薬剤性EDと呼ばれる症状は、あなたの身体の機能やストレスに関係なくEDが引き起こされてしまいます。
ED専門治療院であるユナイテッドクリニックの医師 菅原先生が薬剤性EDについてお伝えします。
薬剤性EDとは
薬剤性EDは、服用している薬の影響により引き起こされるEDです。
薬には副作用があるものも多く、その中の一つとしてEDが引き起こされてしまうというわけです。
ところが、副作用としてEDが発症する薬に関しても、その説明がされることはほとんどありません。
薬の副作用は、命に関わる重大なものが優先されるため、命の危険のないEDに関しては省略されてしまうのです。
そのため、服用している薬によりEDが発症してしまっても、原因に気づいていないケースも少なくありません。
EDの原因としては、ストレスなど心に原因がある「心因性」と、そもそも身体の機能に問題のある「器質性」がよく取り上げられています。
しかし、服用する薬が原因となる薬剤性EDも、気づいていないだけで大きな原因となっているのです。
とある研究では、ED患者の約25%に薬剤性EDが原因として絡んでいるという結果もあります。
もし、持病などで常時服用している薬があるのなら、薬剤性EDの可能性も十分考えられます。
EDに悩んでいるのなら、一度服用している薬の副作用について、主治医に相談してみるといいでしょう。
EDの原因となりうる薬剤
薬剤性EDを引き起こす可能性のある薬は、ある程度種類が判明しています。
どんな薬を飲んでもEDになる危険があるというわけではないので、その点は安心してください。
たとえばかぜ薬を飲んだとしても、EDが発症する心配はありません。
薬剤性EDを引き起こす可能性のある薬剤は、以下の8つに分類されます。
- 高血圧治療薬
- 高コレステロール症治療薬
- うつ、不眠症薬
- ホルモン剤
- 呼吸器用剤
- アレルギー用剤
- 抗潰瘍薬
- 消炎鎮痛剤
かなり幅広い薬が薬剤性EDを引き起こす可能性があるため、服用している方も多いかと思います。
もし、上記の薬を服用してEDに悩んでいるのなら、薬剤性EDの疑いがあると言えるでしょう。
もちろん、上記に当てはまる全ての薬が、薬剤性EDを引き起こすというわけでもありません。
これらの薬の一部に、EDを引き起こすおそれがあるということなので、該当する薬を服用しているからと言って、必ずEDになるということはありません。
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薬剤性EDを克服するには?
持病がある場合、命に関わる問題のため薬の服用を止めるわけにはいきません。
もし、持病のために飲んでいる常用薬が薬剤性EDの原因となっているのなら、どのようにEDを克服すればよいのでしょう。
ここからは、薬剤性EDを克服するためにできることをいくつか紹介していきましょう。
服用している持病の薬を変える
EDに悩まれている人の中には、「薬が原因なら服用を止める」と考える人もいるかもしれません。
しかし、薬の服用を停止して、健康状況が悪化してしまえば性行為どころではなくなりますよね。
そのため、常用薬の服用を止めるということは絶対にあってはなりません。
一方で、高血圧や高コレステロールの薬にも、様々な成分のものがあります。
そして、その全てが薬剤性のEDを引き起こすとは限りません。
EDを引き起す可能性が低く、持病に同等の効果を発揮する薬があるかもしれないのです。
ということは、同じ機能も持つ薬で薬剤性EDを引き起こさないものがあるかもしれません。
まずは主治医の先生に相談してみて、薬が変更できないか確認して見ましょう。
ED治療薬を併用する
EDを克服するためには、ED治療薬を服用することが最も効果的です。
バイアグラやレビトラ、シアリスは、他の薬と併用できるケースも多いのでED治療の力となってくれるでしょう。
ただし、ED治療薬との併用が禁止されている薬も存在しています。
特に、狭心症の薬である硝酸剤と併用すれば、過度に血圧が低下する可能性があり非常に危険です。
命の危険もある重篤な副作用が引き起こされるおそれもあるため、硝酸剤を服用中の方は薬以外の方法でEDを治療していく必要があるでしょう。
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薬剤性EDの治療だけでは克服が困難なケースも
EDは、様々な原因が複合して引き起こされるケースも非常に多いです。
そのため、薬剤性EDの対処だけではEDを克服できないケースも考えられます。
たとえば、うつ病の薬はEDの原因となりえます。
しかし、単純に抗うつ剤がEDの原因となっていると判断するのは難しいケースがほとんどでしょう。
なぜなら、そもそもうつ病を発症してしまった状態では、性的な欲求が低下してしまうことが考えられます。
また、「うつ」の原因となるストレスは、心因性EDの原因ともなります。
このようなケースでは、抗うつ剤の変更だけでなく、ストレスの緩和など心のケアもEDを克服するには必要となるのです。
うつとEDの関係はこちら
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薬剤性EDを引き起こす可能性がある薬に関しては、数ある原因の一つでしかありません。
常用薬以外にも原因はいろいろと潜んでいるので、総合的に状況を判断して治療していくことが必要です。
EDにお悩みなら一度ユナイテッドクリニックに相談してみましょう
EDの原因は、様々な要因が複雑に絡み合うため、自己判断では克服が難しいケースがほとんどです。
もちろん、医師でも原因を確実に特定することはできないかもしれません。
しかし、安全にED治療薬を処方し、EDを治療するサポートをすることは可能なのです。
ネットなどで販売されるED治療薬は偽物も多いため、絶対に手を出してはなりません。
質の悪い偽物を手にしてしまえば、EDが治療できないばかりか、思わぬ健康障害を被るおそれもあります。
ED治療薬は医師の診断のもの、安全に治療しなければならないのです。
また、仮に本物だとしても、併用すると危険な薬も存在しています。
服用している薬を全て判断してもらい、安全にED治療薬を服用するには医師の診断が不可欠なのです。
EDは恥ずかしいものではないので、必ずED専門のユナイテッドクリニックに相談するようにしてください。
私たちユナイテッドクリニックでは、初診料や診察料をいただいていないため、リーズナブルにED治療薬を購入することが可能ですよ。