「EDは加齢によるものだから若いうちは関係がない」と考えている方も多いかと思います。
しかしEDは、まだまだ現役である30代や40代の男性も発症する可能性のある病気です。
また、「相応の年なのだからEDになっても仕方がない」と考えている方も多いでしょう。
しかし、60代でもED治療は十分可能であり、諦める必要はまったくない病気なのです。
一度EDになってしまうと、相談するのも恥ずかしいので一人で悩みがちです。
病院で治療するにしても、何をされるか検討がつかないため不安に感じる人も多いでしょう。
そんな方のために、ここではED治療についてED専門治療院であるユナイテッドクリニックの医師 菅原先生が基本的な情報を紹介していきます。
一人で悩んでいると、EDを悪化させるおそれもあるため、ぜひ参考にして早期治療を目指してください。
EDとはどんな病気?
EDとは、Erectile Dysfunctionの頭文字をとった略称で、英語で勃起機能の低下を意味しています。
日本語では勃起不全と呼ばれており、男性の性機能障害として多くの患者がいるとされています。
かつてはインポテンツと呼ばれていましたが、侮蔑的な意味が含まれると取られることもあるのでEDと呼ばれるようになりました。
EDの基本的な症状は、「満足のいく性行為を行うのに十分な勃起ができない、もしくは維持できない状態」とされています。
つまり、全く勃起しない状態だけでなく、硬さが不十分であったり性行為の途中で中折れしたりする状態もEDということです。
年齢層が高くなるごとに患者数も増加傾向にありますが、若い世代が無関係というわけでもありません。
ED患者の約20%を20代から30代の患者が占めているというデータもあるため、全ての男性が発症する可能性のある病気ということができるでしょう。
EDになる主な原因
EDになる原因は、人によって千差万別です。
年齢や生活習慣、性行為の経験の差、仕事からのストレスなどなど、EDの原因となる事柄はあなたが思っているよりも非常に多いのです。
EDの原因は多種多様ですが、大きく分けると3つの種類に分類できます。
それぞれ詳しく紹介していきましょう。
器質性ED
器質系EDは、身体機能に直接の原因があるEDです。
特に、動脈硬化のような血管の不調は密接に関係しており、血管年齢が高くなればそれだけEDのリスクも高まります。
EDの主な原因は、陰茎の血流不足によるものです。
そもそも勃起は、陰茎にある陰茎海綿体という部分に血液が流れ込むことで実現されます。
血管が硬くなれば、血管が拡張せず血流が悪くなるので、陰茎海綿体に十分な血液が供給されず勃起ができなくなるというわけです。
器質系EDは、動脈硬化のような生活習慣病が引金となるため高齢の方に多いEDです。
血流を改善すればEDが改善するケースが多いため、ED治療薬が最も効きやすいタイプのEDと言えます。
器質性EDについての詳しい記事はこちら
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心因性ED
心因性EDは、ストレスや心の病気など精神的なことが原因となりEDが引き起こされています。
経験不足からくる緊張により、勃起がうまく行かないケースも心因性EDです。
ストレスやプレッシャーが、性的興奮が陰茎に伝達することを阻害してしまいEDの症状が出てしまいます。
心因性EDでは、一度勃起がうまくいかなかったことで自信をなくしてしまい、さらにEDが悪化するという負のスパイラルに陥る危険があります。
ただ、身体に異常はないケースが多いので、自信を取り戻したりストレスから開放されたりすると、治療薬なしでも勃起できる状態にまで完治する可能性が高いといえます。
身体に異常のないタイプのEDのため、若い世代のEDはほとんどが心因性のEDと考えて間違いないでしょう。
治療薬により自信を取り戻す治療の他に、カウンセリングなども効果的と言えます。
心因性EDの詳しい記事はこちら
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薬剤性ED
薬剤性EDは、常用している薬の副作用によりEDが引き起こされています。
高血圧や高コレステロール、うつ病など、様々な薬の副作用として、EDが発症する可能性が認められています。
薬剤性EDが疑われる場合、常用薬を替えてみるのが最も効果的な治療法です。
高血圧にしても、全ての薬にEDの副作用があるわけではないので、同じ効果を持つ違う薬を選択することは十分可能なのです。
ただし、自己判断で薬を替えたり止めたりすることは危険なので、かかりつけの医師に相談してみるといいでしょう。
もちろん、EDの原因が一人につき 一つとは限りません。
「動脈硬化が進行しているうえにストレスも激しい」といった具合に、同時に複数の原因が絡み合って、EDに発展しているケースも多く見受けられます。
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ED治療の方法
ED治療は、基本的に治療薬によって行われます。
ED治療薬は、適正に使用すれば副作用も少なく、飲むだけで効果を発揮してくれるので、EDの治療方法として現段階では最も優れているのです。
EDの治療薬としてはバイアグラが有名ですが、他にレビトラとシアリスという種類もあり、全3種類が日本では認可されています。
またバイアグラに関しては、ジェネリック医薬品も各製薬会社から販売されています。
ジェネリックED治療薬についての記事はこちら
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クリニックでは、ED治療薬を服用することが可能かどうかをまずは判断します。
なぜなら、ED治療薬には併用すると危険な薬などがあり、素人の判断で勝手に服用すると重篤な副作用が現れてしまう可能性もあるのです。
とは言え、ED治療薬が使えるかどうかの判断は、常用薬や健康状態の確認など問診で済むことがほとんどです。
下半身を見せるようなことはありませんので、安心してクリニックに相談してください。
ED治療薬が使えない場合や効果が見られない場合は、男性ホルモンの拡充療法や勃起補助具の使用などが検討される場合もあります。
また、血管を健康に保つためにも、生活習慣の見直しも考慮するべきと言えるでしょう。
ED治療薬の効果
ED治療薬は、血管を拡張し血流を改善することで、勃起ができる状態を整えます。
あくまで血管に作用する薬なので、飲んですぐに勃起するというものではありません。
通常の状態と同じく、性的刺激があって始めて勃起が実現します。
器質性EDの場合は、原因となる血管に直接作用するため、高確率でEDの症状を改善できます。
また、服用することで血管機能が改善するため、継続的に使用すればEDが完治に向かう可能性もあります。
とは言え、正常な血管を取り戻すには、食生活などの生活習慣の改善も不可欠となるでしょう。
心因性EDの場合でも、血管が勃起しやすい状態にスタンバイできるため、EDを克服できる可能性も高くなるでしょう。
さらに心因性EDでは、一度薬によって勃起を実現することができれば、それが自信につながりEDが根本的に改善する可能性もあります。
EDでお悩みならユナイテッドクリニックにご相談ください
ED治療薬は、医師の診察と処方が必要な医薬品です。
ネット上では様々なED治療薬が出回っていますが、偽物がほとんどのため手を出してはいけません。
偽物の治療薬を服用すると、効果がないばかりか重篤な健康被害にあう恐れまであります。
ユナイテッドクリニックで処方する治療薬は、全て製薬会社により製造された正規医薬品です。
厳重に治療薬を管理していますので、安心してED治療に専念していただけます。
健康被害や副作用の不安を抱えることなく、安全にEDの治療を行うためにも、まずは私たちユナイテッドクリニックに相談してみてください。