性欲は、人間がだれでも持っている欲求の一つです。
性欲の強さに個人差はありますが、後世に子孫を残すために欠かすことができません。
ただ、日々の暮らしの様々なことが要因となり、性欲が減退してしまうことがあります。
もちろん、性欲には波があるため、一時的な症状なら全く問題はありません。
しかし、性行為への関心が長期間失われている状態には注意が必要です。
性欲が全くない状況が続くようなら、「性欲減退障害」に陥っている可能性があります。
性欲の長期にわたる減退は、EDの原因ともなってしまいます。
ここでは、性欲とEDとの関係性や性欲減退への対処法についてED専門治療院であるユナイテッドクリニックの医師 菅原先生が詳しく紹介していきます。
性欲とEDの関係性
そもそも勃起は、脳が性的刺激を受け、神経を介して「勃起をしなさい」という信号が陰茎に送られることで発生します。
信号を受けた陰茎では海綿体の動脈が開き、血液が流れ込むことで膨張し硬くなるのです。
性欲が減退してしまうと、性的な刺激に対して脳が反応しなくなってしまいます。
性的なことに対して脳が反応しなければ、当然「勃起をしなさい」という信号が送られることもありません。
このようなメカニズムで、性欲の減退はEDにつながってしまうというわけです。
性欲の低下は誰にでも起こる症状であり、一時的なものなら問題はありません。
しかし、長期にわたり性欲が減退した状態が続くと、EDを発症する可能性が高くなります。
また、性欲の減退はセックスレスを引き起こし、不妊やパートナーとの関係悪化を招いてしまう危険もあります。
性欲が減退する原因
では、なぜ性欲が低下する障害に陥ってしまうのでしょう。
ここからは、性欲が減退する原因をいくつか紹介していきましょう。
精神的な要因
性欲減退の原因として、最も多いものが精神的な事柄によるものです。
ストレスや不安、人間関係の問題など、誰にでも起こりうる日常的な問題が、性欲減退につながってしまうのです。
つまり、誰でも性欲減退からのEDを発症するリスクを抱えているといえます。
悩みや不安がある状態では、そのことで頭がいっぱいになってしまいますよね。
とても性行為の事を考えられる状況ではなくなり、性欲が低下してしまうというわけです。
過度なストレスは神経の伝達を鈍くする可能性があるため、よりEDの症状に陥りやすくもなります。
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また、性的なことに嫌悪感を抱き、性欲がまったく沸かないというケースもあります。
このような場合は、幼少期に間違った性教育を受けたために、性行為自体が悪いことと認識していることが多いです。
トラウマに近い症状のため、体には何も問題がないことがほとんどです。
薬の副作用
ED以外の病気で服用している薬の副作用として、性欲減退の症状が現れることがあります。
最も性欲低下が起こりやすい薬は「抑うつ剤」です。
特に、SSRIのパキシルやジェイゾロフトという抑うつ剤では、服用している患者の7割~8割に性欲減退などEDにつながる症状がみられるというデータもあります。
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そもそもうつ病の症状になると、性欲も低下することがほとんどです。
さらに薬の副作用により性欲が減退してしまうと、性欲がいつまでたっても回復しない負のスパイラルに陥る可能性もあります。
性欲が長期間減退した状態が続くと、EDの症状が悪化する可能性もあるので、早めに医師に相談することをオススメします。
加齢によるもの
性欲は、年齢を重ねるとともに徐々に減少していく傾向にあります。
これは、性欲に大きく関わる男性ホルモン「テストステロン」の分泌量が減少するからです。
テストステロンは、体内の睾丸で主に作られています。
しかし、20代をピークに徐々に分泌量が減少するといわれています。
これは、誰にでも起こる老化現象なので、防ぐことは難しいといえるでしょう。
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もちろん、年齢を重ねても性欲が減退していない方がいることも事実です。
実際、テストステロンの分泌量が減少したとしても、まったく無くなるということはありません。
活動的な人ほどテストステロンの減少は少ないといわれていますので、家に引きこもることなく様々なことにチャレンジするとよいでしょう。
性欲が減退してしまった時の対処法
精神的な要因で性欲が減退している場合は、ストレスや不安の元を絶つしか手がありません。
ストレスや不安に対処しないでいると、EDだけでなくうつ病を発症してしまうかもしれないのです。
うつ病になるまで精神的に追い込まれると、よりEDの症状が悪化してしまいます。
薬の副作用が疑われる場合は、薬を変更するよう医師に相談しましょう。
うつ病の薬もいろいろな種類が販売されており、性欲に影響しないタイプの薬も販売されています。
とは言え、勝手に薬をやめたり変えたりすることは危険なので、必ずかかりつけの医師に相談して判断を仰ぐようにしてください。
加齢により性欲がいまいちわかないという場合は、活動的な生活を心がけてください。
経営者など社会の第一線で活躍する方は、年齢にかかわらずテストステロンの分泌が多いという研究結果もあります。
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これは、テストステロンに競争で勝ち群れのリーダーになる欲求を高める効果があるからです。
活動的に様々なことにチャレンジしていれば、徐々にテストステロンの分泌も増加してくることと思います。
EDの治療はユナイテッドクリニックにお任せください
性欲が減退した場合、EDを治療する気も起きないかもしれません。
しかし、EDはあなただけの問題ではありません。
あなたのパートナーの生活の質にもかかわることなので、一緒に考えて治療を目指してください。
EDの治療には、ED治療薬を使うことが最も効果的です。
ED治療薬は医師による処方が必要なので、インターネットなどで安易に購入しないようにしてください。
もし、EDの治療をご検討中なら、私たちユナイテッドクリニックにご相談ください。
私たちは、厚生労働省の許可を得て、正規の海外製剤を輸入しております。
そのため、どこよりも安価にED治療薬を処方することができますので、まずはお気軽にお問合せください。